【サロンBGM】心身を癒すマントラのMelukat(沐浴)について

お知らせ

今期のサロンBGMは「Maha Mrityunjaya Mantra(マハー・ムリティユンジャヤ・マントラ)」

今期のサロンでは、BGMとして
Maha Mrityunjaya Mantra(マハー・ムリティユンジャヤ・マントラ) を流しています。

バリ島でお世話になっているお坊さんや、他のお坊さんからも、
以前このようなお話を伺いました。

「沐浴(melkat)には二つの方法があります。
一つは聖水による沐浴。
もう一つは、マントラ(聖なる言葉)を聞くことによる沐浴です。」

マントラは、古代インドから受け継がれてきたサンスクリット語の祈りの言葉です。
その音の響きそのものに意味があるとされ、古くから祈りや瞑想の中で唱えられてきました。

そのお話を聞いて以来、
「耳から受け取り、肌でも音の振動を感じる祈り」という考え方にとても惹かれました。

以前のサロンでは、バリ島でも毎日のお祈りで唱えられている
ガヤトリーマントラ をBGMの一部取り入れていましたが、
今回は私自身が聴いていてとても心地よく感じた Maha Mrityunjaya Mantra を選びました。

このマントラは、ヒンドゥー教において古くから伝わる代表的なマントラの一つで、
「癒しのマントラ」「死を超越するマントラ」とも呼ばれています。

ここでいう「死」とは、肉体的な死だけではなく、

  • 恐れ
  • 不安
  • 執着
  • 苦しみ

など、人を縛るさまざまなものも含むと伝統的に解釈されています。

Maha Mrityunjaya Mantra

サンスクリット(IAST表記)

oṃ tryambakaṃ yajāmahe
sugandhiṃ puṣṭivardhanam
urvārukam iva bandhanān
mṛtyor mukṣīya mā’mṛtāt

一般的なローマ字表記

Om Tryambakam Yajamahe
Sugandhim Pushtivardhanam
Urvarukamiva Bandhanan
Mrityor Mukshiya Maamritat

読み方(カタカナ)

オーム トリャンバカム ヤジャーマヘ

スガンディム プシュティヴァルダナム

ウルヴァールカミヴァ バンダナーン

ムリティヨール ムクシーヤ マームリタート

日本語訳

私たちは三つの眼を持つ神を礼拝します。

その神は、香りのように遍く広がり、
あらゆる生命を育み、満たす存在です。

熟した果実が自然に蔓から離れるように、

私たちを死や束縛から解放し、
永遠なる真理から離れることのありませんように。


一つひとつの言葉の意味

Om(オーム)

宇宙の根源音。
古代インドでは、宇宙そのものの響きと考えられている神聖な音です。

Tryambakam(トリャンバカム)

「三つの眼を持つ者」。

一般的にはシヴァ神を指します。

第三の眼は「智慧」や「真実を見る目」の象徴でもあります。

Yajamahe(ヤジャーマヘ)

「私たちは礼拝します」
「私たちは敬います」

Sugandhim(スガンディム)

直訳すると「良い香りを放つ者」。

ここでいう香りは、お香の香りのような物理的な香りだけではなく、

「徳」
「神聖さ」
「良い影響が自然に広がること」

の象徴でもあります。

Pushti(プシュティ)

生命力
健やかさ
充実
豊かさ

Vardhanam(ヴァルダナム)

育てる
増やす
成長させる

「Pushti Vardhanam」で

生命を育み、健やかさを満たす存在

という意味になります。

Urvarukamiva(ウルヴァールカミヴァ)

「熟した果実が自然に蔓から離れるように」。

よく「熟したきゅうり」や「メロン」に例えられます。

無理に引き離すのではなく、自然な成熟によって離れることを表しています。

Bandhanan(バンダナーン)

束縛
執着
縛り

Mrityor(ムリティヨール)

伝統的には、

  • 肉体の死
  • 恐れ
  • 老い
  • 苦しみ
  • 執着

なども含むと解釈されています。

Mukshiya(ムクシーヤ)

解放してください。
自由にしてください。

Maamritat(マームリタート)

永遠なる真理(不死なるもの)から離れることがありませんように。

このマントラが伝えていること

このマントラは「死なないようにしてください」という祈りではありません。

中心にあるのは、

熟した果実が自然に蔓から離れるように、

恐れや執着から自由になり、

本来の健やかさや生命力へと還っていくこと。

そんな願いが込められています。

私自身、このマントラを初めて聴いたとき、心や体に沁みて行くような感覚になりました。

サロンでは、施術の邪魔をしないよう静かなBGMとして流そうと思いました。

yucco
yucco
言葉の意味を知らなくても、
その響きに耳を傾けながら、心と身体が少しでも穏やかになる時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

また、他2つのマントラも連続して流す予定です♪

Adi Shakti Bhakti Mantra

Adi Shakti, Adi Shakti, Adi Shakti, Namo Namo
Sarab Shakti, Sarab Shakti, Sarab Shakti, Namo Namo
Pritham Bhagvati, Pritham Bhagvati, Pritham Bhagvati, Namo Namo
Kundalini Mata Shakti, Mata Shakti, Namo Namo

読み方

アーディ・シャクティ
アーディ・シャクティ
アーディ・シャクティ
ナモ・ナモ

サラブ・シャクティ
サラブ・シャクティ
サラブ・シャクティ
ナモ・ナモ

プリタム・バガヴァティ
プリタム・バガヴァティ
プリタム・バガヴァティ
ナモ・ナモ

クンダリーニ・マタ・シャクティ
マタ・シャクティ
ナモ・ナモ

日本語訳

根源なる創造の力に礼拝します。
すべてを包みこむ力に礼拝します。
神聖なる創造の女神に礼拝します。
クンダリーニ、母なる創造の力に礼拝します。

意味

Adi Shakti Mantra は、クンダリーニ・ヨガで唱えられる祈りの一つで、女性性・母性・創造の力を讃えるマントラです。
「Shakti」は、インド思想における創造のエネルギー、生命を動かす根源的な力を表します。

このマントラは、外側の神様だけではなく、私たちの内側にある生命力や創造性、安心感を呼び覚ます祈りとして親しまれています。

Ra Ma Da Sa Mantra

Ra Ma Da Sa
Sa Say So Hung

または

Ra Ma Da Sa
Sa Se So Hung

と表記されることもあります。

読み方

ラー・マー・ダー・サー
サー・セイ・ソー・ハン

日本語訳

太陽、月、大地、無限。
無限なるものと私はひとつである。

一つひとつの意味

Ra:太陽、生命力
Ma:月、受容性、やさしさ
Da:大地、安定、支え
Sa:無限、宇宙的な広がり
Sa Say:無限なる全体性
So:私はそれである
Hung:その無限なるものが、私の内に響いている

意味

Ra Ma Da Sa は、クンダリーニ・ヨガでよく知られるヒーリングマントラです。
太陽・月・大地・無限という自然界と宇宙の力を呼びかけ、心身の調和や癒しを祈るマントラとして唱えられています。

とても短く、音の響きもやわらかいため、意味を知らなくても口ずさみやすいマントラです。
「癒しを外から与えてもらう」というよりも、自然界や宇宙とつながり、本来の調和へ戻っていくような祈りといえます。

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